糖鎖は細胞間での重要なアンテナ

単糖が複数繋がったものを糖鎖と言い、人間の身体は約60超個もある細胞で構成されており、一つ一つの細胞には糖鎖がありとても重要な働きをしております。

隣の細胞とお互いに情報交換したり、ウイルスやバクテリアが排出する毒素を感知して、免疫細胞に伝達し抗体からの情報を受け取ったりと必要不可欠な役割を果たしているのです。

ホルモンなどの生理物質から指令を受ける役割も担っています。

現在、アメリカを初め世界各国が研究を行っており、日本は2001年に研究をスタートさせ今や世界をリードしていると言えるでしょう。

構成している単糖は、いろいろな食べ物に多く含まれており、小麦粉やお米に含まれる澱粉、また牛乳やこんにゃく、昆布などのネバネバなどにも含まれています。

現在発見されているもので約5000種類あり、更に研究が勧められていく中で色々な統合構造や役割を持ったものが発見されるので最終的には20000種類もになるのではないか、と言われております。

私たちの生命活動において大変重要な物質であり、発生や分化または生殖など様々な分野において深く関わっています。

DNAは細胞の中の核に対し、糖鎖は細胞表面に膜タンパク質や糖脂質として現れ色々な機能の場で働いている現場分子の役割をしております。

正常に働いている事が、健康的な毎日を送る上でとても大切だという事がわかってます。

8つの単糖のうち、グルコースとガラクトースは私たちの食事から摂取可能な事がわかってますが、その他の6つは食事からでは難しいという事がわかっております。